結論から言うと、古賀優大選手は2025年にセ・リーグ13年ぶりとなる盗塁阻止率.500を記録した強肩捕手です。
守備の再現性の高さが評価され、2026年からは選手会長も務める東京ヤクルトスワローズの正捕手候補となっています。
この記事では、なぜ古賀優大選手の阻止率.500がそれほど凄い数字なのか、そして守備力を支えるキャリアの積み重ねを、燕党の一人としてじっくり深掘りしていきます!
古賀優大選手とは?福岡県柳川市が生んだ「守備型捕手」の原点

古賀優大選手は1998年8月7日生まれ、福岡県柳川市の出身です。
身長177cm、体重83kg、右投右打というプロフィールで、柳川市立東宮永小学校1年生のときに「柳川城内ボーイズ」で軟式野球を始めています。
小学生の頃からキャッチャーとして育てられてきたというのは、正捕手を目指すファンにとっては何とも頼もしいエピソードですよね。
進学した明徳義塾高校では1年生の秋からレギュラーに定着しました。
2年生夏の第97回全国高等学校野球選手権大会、3年生春の第88回選抜高等学校野球大会、そして3年生夏の第98回全国高等学校野球選手権大会と、なんと3季連続で甲子園に出場しています。
3年生の夏にはベスト4進出にも貢献しており、高校時代から「守備の安定感」を武器にしていた選手だったことが伺えます。
3季連続甲子園という実績は、同世代の捕手の中でも決して当たり前の数字ではありません。
プロ入り前から「守備型のエリート捕手」として注目されていたことの裏付けと言えるでしょう。
ちなみに、大相撲の秀ノ山親方(元大関・琴奨菊関)とは同じ小学校・中学校・高校の出身なんです。
地元・柳川が生んだ二人のアスリートというのも、ファンとしては胸が熱くなる繋がりですよね!
ヤクルト入団の経緯|2016年ドラフト5位、守備力への期待
古賀優大選手は2016年10月20日に行われたプロ野球ドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズから5位指名を受けました。
同年11月18日に契約金2700万円、年俸500万円(金額は推定)で契約を結び、背番号は「57」を背負ってプロの世界に飛び込みます。
この時点で古賀優大選手は「守備型の捕手」として期待されており、実際にプロ入り後もバッティングよりまずキャッチングとリードの部分で評価を積み上げていくキャリアを歩んでいくことになります。
2017年は一軍公式戦での出場はありませんでした。
二軍では62試合に出場し1本塁打・21打点・打率.208という成績を残しています。
11月からは台湾で開催されたアジアウインターベースボールリーグにNPBイースタン選抜として参加するなど、着実に経験を積んでいました。
ドラフト5位という指名順位は決して上位ではありません。
しかし二軍時代から国際大会に選抜されている点からも、球団が早い段階から守備力に高い期待を寄せていたことがうかがえます。
プロ初出場から掴んだ「投手を勝たせる捕手」という評価
古賀優大選手の一軍初出場は2018年5月2日の対中日ドラゴンズ戦(明治神宮野球場)で、「8番・捕手」として先発出場を果たしました。
この試合で初打席・初安打も記録しており、まさにプロキャッチャーとしての第一歩を踏み出した記念すべき一戦だったと言えます。
守備面で印象的だったのは5月15日の読売ジャイアンツ戦(鹿児島)です。
それまで7戦勝ちのなかったデーブ・ハフ投手とバッテリーを組み、好リードで8回1失点に抑えて来日初勝利をアシストしました。
このエピソードは、古賀優大選手が「投手を勝たせる捕手」としての資質を早くから見せていたことを物語っていますよね。
1年目のシーズンで既に「投手が信頼できる女房役」という評価を得ていたことは、その後のキャリアを考える上でも重要なポイントだと筆者は考えています。
一方で2020年はシーズンに入ると37打席連続無安打を記録するなど、打撃面での苦しさも経験しています。
守備での評価が先行していた分、打撃での結果が伴わない時期があったのは、若手捕手が経験する典型的な壁だったとも言えるでしょう。
2024年の苦難と、守備を支えた土台の再構築
2021年は開幕から一軍に定着し、この年は自己最多の出場機会を得ました。
2022年は37試合に出場し、2023年は「控え捕手」として38試合出場にとどまりつつも打率.294という好成績をマークしています。
出場機会が限られる中でも打率.294を残した点は、控えという立場でも結果を出す勝負強さを持っていたことの証明だと筆者は感じています。
しかし2024年は開幕前に左膝半月板を損傷して手術を受けました。
ルーキーイヤー以来となる一軍出場なしのシーズンに終わっています。
ファームでの実戦復帰も9月下旬までずれ込みました。
リハビリに多くの時間を費やす苦しい1年だったことは、古賀優大選手を長く見てきたファンなら記憶に新しいのではないでしょうか。
このオフに背番号は「57」から「2」へと変更され、心機一転で新シーズンに臨むことになります。
守備の細かな動作を作り直すには時間がかかるものですが、この年の下積みが翌年の結果に直結したのではないかと筆者は見ています。
なぜ阻止率.500は凄いのか|セ・リーグ13年ぶりの数字の重み
古賀優大選手のキャリアにおいて大きな転機となったのが2025年シーズンです。
正捕手・中村悠平選手の離脱もあり、古賀優大選手は自己最多となる87試合に出場しました。
打率.280・2本塁打と自己ベストの打撃成績を残しています。
なかでも特筆すべきは守備面での結果です。
盗塁阻止率.500という数字を記録し、これはセ・リーグでは実に13年ぶりとなる快挙でした。
NPBの盗塁阻止率はリーグ全体でおおむね2割台前半に落ち着くことが多いと言われており、その中で5割という数字は単純計算でも平均の倍以上にあたります。
だからこそ「13年ぶり」という表現がより重く響くのだと筆者は感じています。
二塁送球タイム1.78秒を記録したとされる強肩と、確実性のあるリード、堅実なキャッチングが結実した結果と言えるでしょう。
怪我からの復帰1年目でいきなりこの結果を残せた点は、筆者としては驚きを持って受け止めています。
膝の状態への不安を抱えながらも、送球やキャッチングの精度を落とさなかったことは、地道な取り組みの積み重ねがあってこそだと感じます。
7月9日の横浜DeNAベイスターズ戦(神宮)では、入江大生投手から9回裏に同点2ランを放つなど、勝負どころでの一打も健在でした。
こうした働きが評価され、オフには1650万円増の年俸3000万円で契約を更改しています。
さらに2026年シーズンからは、それまで選手会長を務めていた清水昇選手に代わり、古賀優大選手が新たに選手会長に就任することも発表されました。
就任の詳しい経緯までは明らかになっていませんが、守備での結果と並行してチーム内での信頼を積み重ねてきたことが背景にあると推察されます。
グラウンド内では正捕手争い、グラウンド外ではチームの司令塔という、まさに二役を担うシーズンが始まろうとしていました。
2026年シーズンの守備と打撃|プロ初サヨナラ打まで
2026年、古賀優大選手は開幕戦の横浜DeNAベイスターズ戦に「3番・捕手」という上位打線で先発出場を果たしました。
これは守備だけでなくバッティング面でも高く評価されている証と言えますよね。
4月14日の横浜DeNAベイスターズ戦では勝ち越しとなる2点適時打を放ちました。
思い入れのある松山(自主トレ地)でヒーローインタビューのお立ち台に立ち、本人も喜びを語っています。
そして忘れてはならないのが、6月28日の中日ドラゴンズ戦です。
3-3の同点で迎えた9回裏、藤嶋健人投手からプロ入り初となるサヨナラ打を放ちました。
ヒーローインタビューでは「最高です~!」と喜びを爆発させ、九回2死満塁からの劇的な決着に神宮球場は大きな歓声に包まれました。
これまで守備でチームを支えてきた古賀優大選手が、ついに打席でも「決める男」になった瞬間として、多くのスワローズファンの記憶に刻まれた一戦だったのではないでしょうか。
守備の職人というイメージから、勝負どころで結果を出す打者へと評価が広がりつつある転換点だと筆者は見ています。
2026年7月26日時点の成績は63試合出場、打率.267、7二塁打、1本塁打、28打点と、正捕手争いの中でも着実に数字を積み上げています。
守備データで見る古賀優大選手の実力
ここで改めて、古賀優大選手の捕手としての実力をNPB公式記録に基づく通算成績から見てみましょう。
通算では324試合に出場し、打率.244、4本塁打、59打点という数字を残しています(2026年7月26日時点、NPB公式記録による)。
守備面では通算捕逸15、盗塁阻止数は76という記録が残っており、特に2025年の阻止率.500はキャリアハイの数字です。
- 二塁送球タイム1.78秒の強肩
- 確実性のあるリードと堅実なキャッチング
- 2025年に記録したセ・リーグ13年ぶりの盗塁阻止率.500
これらは公式記録や専門メディアでも取り上げられているポイントです。
単なる「守備がうまい」という漠然とした評価ではなく、具体的な数字に裏打ちされた実力であることが分かります。
打撃面では2023年に打率.294、2025年に打率.280を記録しています。
キャリアを重ねるごとに「打てる捕手」としての側面も強くなってきているのが特徴です。
通算打率.244と比べても、直近数年の打率の高さは打撃面での成長を示すデータだと言えるでしょう。
考察|古賀優大選手の守備はなぜ「本物」と言えるのか
ここからは筆者・星野舞としての考察を交えてお伝えします。
古賀優大選手の強みは、単発の好成績ではなく「守備の再現性」にあると個人的には考えています。
2025年の盗塁阻止率.500は偶然の産物ではありません。
キャッチング、送球フォーム、そして投手陣とのコミュニケーションの積み重ねの結果だと感じます。
近年のNPBでは強肩捕手として坂本誠志郎選手(阪神)や甲斐拓也選手といった名前がよく挙がりますが、リーグ平均が2割台前半とされる中での5割という数字は、それらの名手と並べても遜色ない水準だと筆者は考えています。
また、2024年の大きな怪我からの復帰、そして2025年・2026年と結果を残し続けている点も見逃せません。
プロ野球選手にとって膝の怪我は決して軽いものではありません。
そこから正捕手争いの土俵に戻ってきたこと自体が、古賀優大選手の精神的な強さを物語っていると筆者としては感じています。
そして2026年から選手会長という重責を担うことになった点も注目です。
グラウンド外でのリーダーシップと、グラウンド内でのマスク越しの統率力は、決して無関係ではないはずです。
チームメイトからの信頼が厚いからこそ選手会長に選ばれたのではないでしょうか。
その信頼がまた守備での「投手を安心させるリード」に繋がっているのではないかと考えられます。
中村悠平選手との併用起用についても触れておきたいと思います。
両者はタイプの異なる捕手です。
中村悠平選手の経験値と古賀優大選手の強肩・機動力対応力を、状況に応じて使い分けているのではないかと筆者は推測しています。
これはあくまで筆者の見立てであり、球団からの明確な起用方針が公表されているわけではない点はご留意ください。
今後の見通しとしては、中村悠平選手との正捕手争いがますます注目される展開になりそうです。
守備面では既にリーグトップクラスの結果を出しています。
あとは打撃面での安定感、特に長打力をどこまで伸ばせるかが、古賀優大選手が「不動の正捕手」と呼ばれるための鍵になると筆者は見ています。
まとめ|守備の数字が語る、古賀優大選手の本物の実力
古賀優大選手は、福岡県柳川市出身、明徳義塾高校で甲子園3季連続出場を経験し、2016年ドラフト5位でヤクルトに入団した捕手です。
守備面では二塁送球タイム1.78秒の強肩と堅実なリードで評価され、2025年にはセ・リーグ13年ぶりとなる盗塁阻止率.500を達成しました。
リーグ平均のおよそ2倍という水準は、決して一過性の記録ではなく、地道な守備の積み重ねが結実したものだと言えます。
2026年は選手会長という重責を担いながら、4月14日の勝ち越し打、6月28日のプロ初サヨナラ打と、打撃面でも結果を残し続けています。
正捕手の座を巡る争いはこれからも続きますが、古賀優大選手の守備力を知れば知るほど、これからの活躍から目が離せなくなりますよね!
よくある質問
古賀優大選手の盗塁阻止率.500はどれくらい凄いのですか?
セ・リーグでは13年ぶりの数字で、NPB全体の平均阻止率がおおむね2割台前半とされる中、その2倍以上にあたる高水準です。
古賀優大選手の出身地はどこですか?
福岡県柳川市の出身です。柳川市立東宮永小学校、柳川市立柳城中学校を経て、明徳義塾高校に進学しました。
古賀優大選手のキャッチャーとしての強みは何ですか?
二塁送球タイム1.78秒とされる強肩、確実性のあるリード、堅実なキャッチングが強みで、2025年にはセ・リーグ13年ぶりとなる盗塁阻止率.500をNPB公式記録として残しています。


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